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経済危機の救世主は中小企業だ!
(2009/02/16公開)

中小企業(SME)は経済危機の救世主か?

 史上最悪の経済危機に見舞われたグローバル企業は、新しいものやリスクの高いものを控えざるをえない状況です。このような状況の救世主になるのが、これまでとは異なるイノベーションの源となるであろう、中小企業、いわゆるSMEです。

 Forbes誌によるGlobal 2000リストに含まれている大企業にとっても、小規模企業の経営者にとっても、継続的な革新は必要であり、極めて重要です。革命的な新発明でも、プロセスの段階的な変更でも、革新は新しいアイデアの創出と実装であり、市場が危機的な状況のときに企業を守るものです。

 しかし、今日の困難な経済状況―クレジットの完全な凍結、住宅価格の下落、失業率の上昇、世界中の政府による無数の緊急援助といった状況では、企業経営者は革新の実現と研究開発予算に、従来以上に厳しくなっています。その結果、Global 2000リストに載っている組織の多くは、「巨大さの縮小」のための無駄な努力として、コスト削減に再度目を向けるでしょう。

 では誰が復活の源となるのでしょうか?革新によって成長と創造を促進することが従来にもまして重要なのはなぜでしょうか?

規模の問題

 中小企業(SME、SMB、そのほかいろいろな呼び方がありますが)の標準的な定義は存在しません。しかし米国とヨーロッパ連合(EU)は一般的に、従業員の数という同じ基準を採用しています。いずれも、従業員数が10人未満から最大500人までを中小企業としています。

 ただし、ほとんどの経済では、中小企業が経済全体の大部分を占めています。例えば、EUでは中小企業は全企業数の約99%を占め、約6,500万人の従業員を抱えています。中小企業は革新と競合力を生み出す大きな源となる可能性があり、1つの経済圏のGDPに最大50%貢献できます。

コカ・コーラ社の革新

 中小企業での革新は、大規模な国際企業にも影響を与えます。小規模な若い企業の発明を買うのは、多くの実績に支えられた戦略です。起業家のDarius Bikoff氏は1996年に、キッチンのテーブルに座りながら、毎日の栄養をより快適に取る方法を求めて、ビタミンウオーターを考案しました。コカ・コーラ社は2007年、水と栄養ドリンク事業のラインナップ拡大を検討しており、このビタミンウオーターが求めるものと完ぺきに一致していることに気付きました。世界最大の飲料メーカーである同社は、ビタミン水とそのほかの「アクティブライフスタイル」飲料のメーカーであったGlaceau社を、41億ドル相当の現金取引で買収しました。

 この買収により、コカ・コーラ社はビジネスの成長のために直ちに活用可能なソリューションを手に入れ、炭酸性/非炭酸性の飲料すべてにわたって、消費者の要求を満たすことができました。これはビジネスが成功した単なる一例に見えますが、一人が生み出した革新が他者にとっての革新となりえることを示しています。

(編集部より:次回は、2009年2月17日に公開予定です)

原文へのリンク

(原文掲載:2008年10月24日)

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Copyright © 2008 Ziff Davis Enterprise, Inc.
Originally appearing in the U.S. Edition of Baseline. All Rights Reserved.