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2009年展望:キーワードは3つのE(前編)
(2009/01/05公開)

ITにおける2009年の展望

 3つの「E」とは、エネルギー(Energy)、経済(Economy)、雇用(Employment)です。これらは、ITにかぎらず多くの分野に影響を及ぼすでしょう。

 先の展望が読めず、株価指標が800ポイント前後を往復している今日(2008年11月現在)、何を期待するべきでしょうか。ITに関してあげるなら、2009年の傾向のトップ10は「グリーン、経費削減、クラウド、仮想化、モバイル、SaaS、無線、プロセス管理、アーキテクチャ、投資」でしょうか。

 こうした傾向を推し進め、ビジネスでの意思決定へ影響を与え、イノベーションを後押しする力を別の問題とすれば、これがすべてと言えるでしょう。

 ここで、3つの力が、ITだけではなく多くの分野に影響を及ぼします。2009年12月の段階で、誰もがこれらの力について振り返り、なぜさまざまな流行が発生し、または消えていったのかを理解したとしても、その根本的な動機については理解しないでしょう。これらは互いに密接な関係にあり、相互に関連し、そして偶然ですが、3つとも「E」で始まります。つまり、エネルギー(Energy)、経済(Economy)、雇用(Employment)です。

エネルギー(Energy)

 何を賭けてもいいほど確かなことですが、石油はやがて枯渇します。1バレル200ドルでゆっくりと枯渇するか、50ドルで急速に枯渇するかはともかく、枯渇することには変わりありません。実際には、それは良いことなのでしょう。これまで石油により人間がエネルギーを生成し、使用してきた方法によって、この地球の生態系を大幅に変えてしまったからです。

 歴史上最も重要な革新の時代がこれから訪れるというのは、明るい見通しです。これは、ITにどのような意味を持つでしょうか。統合され、より効率的なデータセンター(ストレージ、プロセッサ、デスクトップの仮想化、クラウドコンピューティング)、スマートグリッドによるエネルギー使用の代替手段、インターネットをベースにした好きな場所での勤務選択(これは雇用にも影響します)などがあります。

 経済的なインセンティブとエネルギー政策によって、エネルギーの使用に関する新しい考え方を取り入れるための奨励金やインセンティブを、ビジネスで急速に活用するようになるでしょう。これは無線やモバイルの選択、通信を統合していく中での新技術、さらに遠隔会議のビデオシステムなどの革新を加速するでしょう。ITは、これらの革新の中心に位置しています。

 エネルギーの力の第一歩は、Tom Friedman氏の著書『Hot, Flat, and Crowded』です。Friedman氏は、これをITとET、つまり情報技術とエネルギー技術の結合と呼んでいます。氏は、ITの革新は、エネルギーと環境に関する現在の課題を達成するために不可欠であるとみなしています。

(編集部より:次回は、2009年1月7日に公開予定です)

原文へのリンク

(原文掲載:2008年11月26日)


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Copyright © 2008 Ziff Davis Enterprise, Inc.
Originally appearing in the U.S. Edition of Baseline. All Rights Reserved.