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停止か、続行か?生死を決めるトリアージ
(2009/02/27公開)

IT支出の緊縮:ITプロジェクトの「トリアージ(行動順位決定)」

 経済的に厳しい時期を迎えた現在、IT管理者は技術プロジェクトの凍結、縮小、撤回を迫られる可能性があります。そこで、正しい決定を行うためのプロジェクトポートフォリオ診断方法を紹介しましょう。

 アメリカ経済および世界経済の混乱から、多くの組織が内部予算の凍結や縮小、あるいは大幅な削減を迫られています。長年の経験を積んだIT管理者であれば、担当プロジェクトの予算が真っ先に影響をかぶる可能性も承知しているはずです。それはとりもなおさず-計画段階あるいは開発中を問わず-とりわけITプロジェクトに関連する、難しい選択を意味します。

 「トリアージ」の概念は医学、中でも戦争、疫病、災害など、治療を必要とする人の数が利用できるリソースを上回る困難な状況下での医療に由来します。そのような状況では、通常、病人や負傷者を以下3つのグループに分別します。すなわち...

1.緊急治療を受けなくても、生存する可能性がある
2.緊急治療を受けても、死亡する可能性がある
3.緊急治療を受ければ、生存する可能性がある

 グループ1とグループ2は、医療チームが行う処置にかかわりなく、生存あるいは死亡する可能性があります。したがって、制約の著しい医療リソースをグループ3に集中することが「トリアージ」の目的です。グループ3に属する病人あるいは負傷者は、施された治療の効果次第で、グループ1あるいはグループ2へ移行していきます。

 同様に、予算の凍結や削減に直面したIT管理者は、ITプロジェクトのトリアージを実行せざるを得ないでしょう。医療のトリアージと例えが完全に一致するわけではありませんが、既存あるいは計画中のITプロジェクトを以下のような3グループに分類する必要があります。

1.非常に重要なのでどうしても進行させなくてはならない、あるいは、手持ちのIT予算枠の外部から(十分に)資金が拠出される
2.新予算では、どう考えても、実現不可能あるいは資金が不足する
3.新予算で、おそらく縮小した形態ではあっても、遂行できる

 次回は、それぞれのグループについて説明していきましょう。

(編集部より:次回は、2009年3月2日に公開予定です)

(原文掲載:2008年12月11日)

原文へのリンク


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Originally appearing in the U.S. Edition of Baseline. All Rights Reserved.