TEDIA会員に登録したメールアドレスとパスワードを入力してください

メールアドレス:

     パスワード:


パスワードを忘れた方はパスワードの確認を行ってください。

TEDIA会員へのご登録がお済みで無い方はこちらで登録ができます


>> テクノロジーポータル TEDIA トップページへ戻る <<

Think IT Software Developer's Think IT Find-IT 失敗しないソフト選び Find-IT TEDIA テクノロジーポータル TEDIA インストールマニアックス2008 インストールマニアックス2008

TEDIA SponsorsInformation Technology Planning, Implementation and IT Solutions for Business - Baseline

事業中止、その時どうする?
(2009/03/18公開)

中断にせよ、完全な撤収にせよ、ITプロジェクトの中止には秩序が必要

 「停止か、続行か?生死を決めるトリアージ」では、ITプロジェクトのトリアージを紹介しました。つまり、進行させる(あるいは、進行させなくてはならない)プロジェクトと、中止する(あるいは、中止させなくてはならない)プロジェクトの決定です。では、その次の疑問として、中止を決定したプロジェクトはどのように処理すればよいのでしょうか?

 中止を決定したITプロジェクトは、通常、以下の3グループに分類できます。

・比較的短期間中断するが、その後、迅速に再開する必要のあるプロジェクト
・将来、復活することもあり得るプロジェクト
・完全に死に体のプロジェクト(あるいは、いわゆる「デスマーチ」を続けている、中止が当然/中止が必要なプロジェクト)

 これら3つのグループのプロジェクトを停止するとき、全般的な手順はほぼ同じですが、各段階での特定の措置や決定はグループによって異なります。例えば、完全に停止するプロジェクトに比べ、短期間中断するだけのプロジェクトでは「環境影響表明書」が簡略になるでしょう。

「環境影響表明書」の作成

 ITプロジェクトのトリアージを実行するとき、プロジェクト中止による影響を特定するために、すでに何らかの分析を行ったかもしれませんね。さて、分析を完了して、文書化する段階です。以下、中止するプロジェクトを、仮に「プロジェクトX」と呼びましょう。

 非常に重要なのは、プロジェクトXを中止する理由、プロジェクトXの中止によって予想される結果を文書として記述することです。将来のある時点で、中止決定が疑問視されることがあるかもしれません。プロジェクトXの中止を決定したのがあなたではなくても、中止した理由をあなたが問われるかもしれません。悪影響が発生した場合には、前もって警告しなかった理由を糾弾される恐れもあります。したがって、この段階で、情報をハードコピーと電子形態に記録しておく必要があります。

 さて、プロジェクトXを中止した場合、どのような影響があるでしょうか?重要な影響としては、以下が考えられます。

発生し得るビジネスチャンスの逸失:
 プロジェクトXは、おそらく、新規事業分野の獲得あるいは既存事業分野での競争力(すなわち、利潤)増大を目的として、承認されたはずです。そのプロジェクトX を中断あるいは中止することは、期待されたビジネスチャンスの中断あるいは中止を意味すると予測されます。この点を明確に記述しなくてはなりません。

レガシーシステムに対するサポートとメンテナンスの延長:
 プロジェクトXの意図は、既存「レガシー」システム(仮に「システムW」としましょう)の置換にあったかもしれません。つまり、プロジェクトXの配備に伴って、システムWは引退するはずだったのです。ところが、ある一定期間あるいは無期限に、システムWの運転を継続しなくてはなりません。これに関連して、保守費用およびそのほかの不都合が発生します。

末期テクノロジーへの依存可能性:
 システムWは第三者のコマーシャルテクノロジー(オペレーティングシステム、プログラミング言語およびプログラミング環境、ライブラリ、アプリケーション)に依存するレガシーシステムで、すでに耐用年数の末期を迎えているかもしれません。つまり、近い将来、業者からのサポートが終了するということです。事実、それこそがプロジェクトXに着手した大きな理由かもしれませんね。プロジェクトXを中断/中止してシステムWの利用を延長することは、サポートやバグの修正(むしろ、サポートやバグ修正の不在)、旧弊なテクノロジーを原因とする継続的な限界、新テクノロジーとの間で増大する非互換性など、末期テクノロジーにまつわる諸問題を引き受けることです。

 そのほか、それぞれの組織に固有の影響もあります。

(原文掲載:2009年1月15日)

原文へのリンク


1   

Copyright © 2008 Ziff Davis Enterprise, Inc.
Originally appearing in the U.S. Edition of Baseline. All Rights Reserved.