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理想のプロジェクト管理とリスク
(2008/11/14公開)

ITプロジェクトでの適切なリスク管理

 Bruce F. Webster氏によれば、ITプロジェクトを適切に管理するためにはリスクが明確に見通せることが極めて重要だということです。ここでは、特定の職務、プロジェクトのコラボレーションソフトウエア、そして全メンバーがリスクを見通せることによって、リスクの識別、分類、実際的な管理を行ったプロジェクトの事例を紹介します。

 筆者は先週、ITプロジェクトのリスク管理について紹介し、誤った方針の実際の例(原文)と、予測される結果について解説しました。しかし、一部の組織は適切なリスク管理を行っており、そのような事例も取り上げる価値があるでしょう。

 少し前に、筆者は数ヶ月かけて、ある顧客のいくつかの主要なITプロジェクトをレビューしました。主な対象は、既に導入されていくつかの問題点が発生しているシステムでしたが、開発中の別のシステム(ここでは「システムX」と呼ぶことにします)を調べて、大きなリスクの存在を識別してくれるようにとも管理者に依頼されました。

 ちょっと調べただけで、追加すべき点はほとんどないことが判明しました。システムXにリスクがないというわけではなく、プロジェクトチーム自体がそれらのリスクを積極的に識別し、管理を行っていたためです。まず、システムXチームには、プロジェクトのリスク管理を主要な担当としている要員が一人存在していました。これは斬新な方針です。これまで、大規模なITプロジェクトでリスク管理の担当者を置くアイデアは耳にしたことがありますが、実際に主要な担当業務としてその作業を行っている担当者に会ったことはこれまでにありませんでした。

 次に、システムXチームはWebベースのコラボレーションツール(Microsoft SharePoint)をプロジェクトで使用しており、リスク管理専用のサブシステムをその中に構築しているということをその担当者から聞きました。チームの誰でも、有意なリスクであると感じたことをここに投稿できます。リスクに関する情報には、ソフトウェア開発ライフサイクルのどの要素が関与しているか、リスクの発生する可能性の予測、リスクが発生した場合に考えられるプロジェクトへの影響などがあります。


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Originally appearing in the U.S. Edition of Baseline. All Rights Reserved.